オフィスチェアを安く購入したいと考えているものの、「いつ買えばいいのか分からない」「セールを待っていたら欲しい商品が売り切れてしまった」というケースは少なくありません。この記事では、安くなりやすい時期の傾向や、時期以外で価格を抑える方法、法人購入で活用できる見積もりの取り方まで、購入前に知っておきたいポイントをまとめています。
1. 新品オフィスチェアが安くなる時期は3月と9月だが狙う商品でタイミングが違う
オフィスチェアをできるだけ安く購入したいと考えたとき、まず気になるのが「いつ買えば一番お得なのか」という点でしょう。結論から言えば、新品オフィスチェアが安くなる時期として特に注目すべきなのは3月と9月の2つの時期です。ただし、この2つは安くなる理由がまったく異なります。また、狙っている商品のカテゴリーや販売チャネルによって、どちらのタイミングが適しているかも変わってきます。それぞれの背景と特徴を順番に整理しておきましょう。
1.1 年度末は法人の入替需要で展示品が増える
3月は、多くの企業にとって年度末にあたります。この時期は、オフィスの移転や縮小・拡大、あるいは備品の一斉入替を行う法人が増えるため、家具メーカーやオフィス家具販売店の店頭・ショールームに使用期間の短い展示品や下取り品が一時的に増加する傾向があります。
展示品は新品として流通するものではありませんが、使用頻度が低く状態の良いものも多く、新品と比較して割安に購入できるケースがあります。また、法人が入替を行う際に、旧モデルや余剰在庫が市場に出やすくなるのもこの時期の特徴です。
3月を狙うのであれば、展示品・在庫品の購入を検討している方に向いているタイミングと言えます。一方で、新品の定価商品が大幅に値下がりするわけではないため、「新品をとにかく安く買いたい」という目的だけで3月を待つのは必ずしも最適な戦略とは言えません。
1.2 半期決算は新品オフィスチェアのキャンペーンが出やすい
9月は、3月期決算の企業における上半期(4〜9月)の締め月にあたります。メーカーや販売代理店にとって、この時期は売上目標を達成するためにキャンペーン価格や数量限定の割引施策が打ち出されやすいタイミングです。
具体的には、一定数量以上の購入で単価が下がる「ボリュームディスカウント」や、期間限定の見積もり割引、特定モデルへのポイント還元などが実施されることがあります。これらは法人顧客向けに案内されることが多いため、個人購入よりも法人名義での購入の方が恩恵を受けやすい状況です。
また、3月についても同様に本決算の締め月として、各メーカーの販売代理店が動きやすくなります。つまり、3月は展示品・在庫品の流通量が増える時期、9月は新品の値引き交渉や割引キャンペーンが出やすい時期という使い分けが可能です。
1.3 高機能チェアはモデルチェンジ前後を狙う方法もある
3月・9月という時期とは別に、高機能チェアを安く購入したい場合にはモデルチェンジのタイミングを狙う方法も有効です。国内大手メーカーのハイエンドモデルは、数年に一度モデルチェンジが行われます。
新モデルが発表されると、旧モデルの在庫が値下がりしたり、販売代理店が在庫処分のため値引き交渉に応じやすくなることがあります。特に、旧モデルの在庫が残っている時期は価格交渉の余地が広がりやすく、新品でありながら割安な価格で購入できる可能性があります。
ただし、モデルチェンジのスケジュールはメーカーが事前に公表しないケースも多く、販売代理店や正規取扱店に直接問い合わせて情報収集する必要があります。また、旧モデルの在庫が少ない場合には希望の色や仕様が選べないこともあるため注意が必要です。
以下の表に、安くなる時期ごとの特徴と向いている購入ケースを整理します。
| 時期 | 安くなる理由 | 対象となる商品 | 向いている購入ケース |
|---|---|---|---|
| 3月(年度末) | 法人の入替需要による展示品・在庫品の放出 | 展示品・下取り品・旧在庫 | 状態の良い展示品を割安に購入したい場合 |
| 9月(上半期決算) | 販売代理店の売上目標達成のためのキャンペーン | 新品・現行モデル | 法人として新品を割引価格で購入したい場合 |
| モデルチェンジ前後(時期は不定) | 旧モデルの在庫処分による値下がり | 高機能チェアの旧モデル | ハイエンドモデルをできるだけ安く購入したい場合 |
このように、オフィスチェアが安くなる時期は「何を買うか」によって最適なタイミングが異なります。購入を検討している商品のカテゴリーを明確にした上で、それぞれのタイミングを使い分けるのが賢明な購入計画につながります。
2. オフィスチェアが安くなる時期を待っても人気モデルは値下がりしないことも
「3月や9月を待てば安く買えるはず」と考えて購入時期を後ろ倒しにしているケースは多いですが、実際には人気モデルや定番モデルに限っては、セール時期を待っても価格がほとんど動かないことがあります。むしろ待っている間に在庫が減り、希望の色やオプションが選べなくなるという事態も起こりえます。安くなる時期を狙う戦略が有効かどうかは、購入予定のモデルや数量によって大きく異なるため、事前に状況を把握しておくことが大切です。
2.1 定番モデルは価格が安定している
長年にわたって支持されている定番モデルは、メーカーが価格統制を厳しく行っているケースが多く、販売店側が独自に値下げを行う余地がほとんどありません。
こうしたモデルは、セールの時期を待ったとしても定価に対する値引き率がほぼ変わらないことが多く、「安くなる時期まで待つ」という戦略が機能しにくい商品群です。値引き交渉が可能なケースは主に法人向けの複数台購入時に限られており、1〜2脚程度の購入では時期にかかわらず価格が一定であることを前提に検討した方が現実的です。
2.2 人気カラーだけ先に売り切れる
オフィスチェアはブラックやホワイト、グレーなどのベーシックカラーが特に人気を集めます。こうした定番色は需要が高いため、セールの時期が近づくにつれて在庫が減っていく傾向があります。「3月のセールで買おう」と考えていたところ、2月の段階ですでに希望色が在庫切れになっていたというケースは珍しくありません。
特に年度末の3月は、企業のまとめ買い需要が集中します。個人や少数台の購入を検討している場合、法人の大量発注に先を越される形で希望の色や仕様が手に入らなくなるリスクがあるため、セールの時期だけを優先して在庫確認を後回しにすることは避けた方がよいでしょう。
購入前には、希望モデルの在庫状況をメーカーや販売店に問い合わせておくことで、タイミングを見誤るリスクを減らすことができます。
2.3 オフィスチェアは納期を優先すると割高になるケースがある
オフィスチェアの中でも高機能モデルは、受注生産または受注後に組み立てを行うメーカーが多く、注文から納品まで数週間から1〜2ヶ月程度かかることがあります。セールで安い価格が出ていたとしても、納期が合わなければ意味がない場面もあるでしょう。
そのような場合に「すぐに届く在庫品」を選ぼうとすると、希望していたモデルではなく代替品を選ばざるを得なくなったり、急ぎ対応を行っている販売店の定価販売品を選ぶことになったりして、結果的に割高な買い物になることがあります。
納期と価格はトレードオフの関係になりやすいため、導入予定日から逆算して余裕を持った発注スケジュールを組むことが、価格を抑えるうえで現実的な方法のひとつです。オフィス移転や増員など、使用開始日が決まっている場合は特に注意が必要です。
3. オフィスチェアが安くなる時期より試座品や展示品を探した方がお得だった
「安くなる時期を待てばよい」と考えがちですが、実際にはセールの時期を待つよりも、試座品や展示品を積極的に探した方が、より大きな値引きを得られるケースが多くあります。ここでは、新品以外のルートで安くオフィスチェアを手に入れる方法を具体的に解説します。
3.1 ショールーム展示品
オフィス家具メーカーや販売店のショールームには、来場者に実際に座って試してもらうための展示品が置かれています。これらの展示品は一定期間が経過すると入れ替えが行われるため、そのタイミングで販売に回されることがあります。
展示品は見た目の傷や汚れがある場合もありますが、定価の30〜50%程度の値引きが適用されることも珍しくなく、品質を重視しつつコストを抑えたい企業にとっては検討する価値が十分にあります。また、大手メーカーの高機能チェアの展示品が出回ることもあるため、普段は手が届きにくい高額モデルを狙えるチャンスでもあります。
ショールーム展示品を購入する際は、以下の点を事前に確認しておくと安心です。
| 確認項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 保証の有無 | メーカー保証が残っているか、販売店独自の保証があるか |
| 使用期間 | 展示開始からどれくらいの期間が経過しているか |
| パーツの状態 | キャスター・アームレスト・ランバーサポートなどに破損がないか |
| クリーニングの有無 | 引き渡し前にクリーニングが行われるかどうか |
3.2 試座イベント使用品
オフィス家具の展示会や試座イベントで使用されたチェアも、イベント終了後に販売されることがあります。こうした使用品はショールーム展示品と同様に見た目に多少の使用感がある場合がありますが、イベントでの使用期間は数日から数週間程度に限られるため、実質的な劣化はほとんどないケースが大半です。
試座イベント使用品を購入できるルートとしては、メーカーの公式サイトでのアウトレットセール、オフィス家具の専門販売店が運営するアウトレットコーナーなどがあります。定期的にチェックしておくと、希望のモデルが出てきたタイミングで素早く動けます。
3.3 キャンセル在庫
企業がオフィスチェアを大量発注した後に、オフィス移転の中止や規模縮小などの事情で注文をキャンセルしたケースでは、販売店側にまとまった在庫が残ることがあります。このようなキャンセル在庫は、販売店が早期に現金化したい事情から、通常よりも割り引かれた価格で放出されることが多いです。
キャンセル在庫は未使用品であるため、試座品や展示品と比べると状態が良い点も魅力です。数量が限られているため、情報を入手したら早めに問い合わせることが大切です。オフィス家具の専門商社や販売店に対して「キャンセル在庫の案内を希望している」と伝えておくと、情報が入ってきやすくなります。
3.4 各通販サイト独自の割引キャンペーン
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでは、サイト独自のセールや割引キャンペーンが定期的に開催されています。これらのキャンペーンは、メーカーや販売店が設定するセール時期とは必ずしも連動しておらず、タイミングによっては定価から大幅に割り引かれたオフィスチェアをまとめて購入できることがあります。
主要な通販サイトのキャンペーン例を整理すると、以下のようになります。
| 通販サイト | 代表的なキャンペーン | 特徴 |
|---|---|---|
| Amazon | タイムセール、プライムデー | 数時間〜数日単位の短期集中型セール。割引率が高い商品が出やすい |
| 楽天市場 | 楽天スーパーセール、お買い物マラソン | ポイント還元率が上がるため、実質的な割引効果が高くなりやすい |
| Yahoo!ショッピング | 5のつく日、PayPayキャンペーン | PayPayポイントが還元されるタイミングを活用すると割安になる |
通販サイトの割引キャンペーンを活用する場合は、ポイント還元も含めた実質価格で比較することが重要です。また、送料や配送条件が店舗によって異なるため、複数台購入する際はまとめて注文した方が配送コストを抑えられる場合があります。在庫数の表示にも注意しながら、希望するモデルとカラーが揃っているうちに購入を検討するとよいでしょう。
4. オフィスチェアが安くなる時期より法人見積もりの取り方で価格が出る
オフィスチェアの購入を検討している企業担当者の中には、セール時期を待つことばかりに意識が向いてしまうケースが多く見受けられます。しかし実際のところ、購入時期よりも法人見積もりの取り方を工夫した方が、大幅なコスト削減につながるケースは少なくありません。ここでは、法人向けの見積もりを有利に進めるための具体的な方法を解説します。
4.1 オフィスチェアは複数脚購入は交渉しやすい
オフィスチェアを法人で購入する場合、1脚単位での購入と複数脚まとめての購入では、メーカーや販売店から提示される価格が異なることがほとんどです。特に5脚・10脚・20脚といったまとまった数量になると、販売店側も在庫をまとめて動かせるため、担当者レベルで値引き交渉に応じやすくなります。
見積もりを依頼する際は、「何脚以上で何パーセント引きになるか」を事前に確認しておくと、交渉の糸口が見つかりやすくなります。また、複数の販売店やメーカーショールームから相見積もりを取ることで、価格の相場感が把握でき、より有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
| 購入脚数の目安 | 交渉のしやすさ | 期待できる値引き傾向 |
|---|---|---|
| 1〜4脚 | 難しい | 定価またはわずかな割引にとどまることが多い |
| 5〜9脚 | やや交渉可能 | 数パーセント程度の値引きが見込める場合がある |
| 10〜19脚 | 交渉しやすい | 販売店によっては積極的な値引き提案がある |
| 20脚以上 | 交渉しやすい | メーカー直接交渉や特別単価が引き出せるケースも |
なお、同一モデル・同一カラーで数量をそろえる場合は、仕様が統一されている分だけ販売店が在庫を調整しやすく、さらに価格交渉が進みやすい傾向があります。
4.2 デスクと同時発注すると条件・価格が変わることがある
オフィスチェアだけを単独で発注するよりも、デスクやパーティション、ロッカーといったオフィス家具と同時に発注することで、販売店からトータルでの値引き提案や、配送費の無料化といった付帯条件の改善が得られることがあります。
オフィス家具メーカーやその正規販売店は、複数カテゴリーにまたがる大口受注を好む傾向があります。チェアとデスクをセットで発注すると、それぞれを別々のルートで購入するよりも総額が抑えられるケースは実際に多く、特に総合オフィス家具メーカーの製品を扱う販売店では、セット発注に対応したパッケージ見積もりを出してもらえる場合があります。
見積もりを依頼する際は、チェアだけでなく周辺のオフィス家具も含めた条件を最初から担当者に伝えておくと、販売店側も提案の幅を広げやすくなります。
4.3 配送日を調整すると費用を抑えられる場合がある
法人向けのオフィスチェア購入において見落とされがちなのが、配送にかかる費用です。特に大量購入の場合、配送費は総額に大きく影響するにもかかわらず、価格交渉の際に後回しにされることが少なくありません。
配送日を販売店や運送会社の都合に合わせて柔軟に調整することで、配送費を抑えられたり、場合によっては無料になったりするケースがあります。具体的には、以下のような状況が該当します。
| 配送日の調整パターン | 費用への影響 |
|---|---|
| 販売店の配送ルートに合わせた日時指定 | 同一ルート上にまとめることで配送費が下がる場合がある |
| 繁忙期(3月・9月)を避けた納品 | 配送業者の混雑が緩和され、費用や納期が安定しやすい |
| 倉庫からの一括搬入に対応できる日程 | 複数回に分けた配送が不要になり、費用が圧縮される場合がある |
| 午前・午後の時間帯を問わない受け取り | 配送スケジュールを組みやすくなり、交渉の余地が生まれる |
また、搬入作業を伴う場合はその人件費も見積もりに含まれることがあります。搬入後の組み立てや廃棄物の引き取りについても、最初の見積もりの段階で条件を確認しておくことで、後から追加費用が発生するリスクを防ぐことができます。
購入時期だけでなく、こうした発注の仕方や条件の組み合わせ方を工夫することが、法人においてオフィスチェアを実質的に安く購入するための現実的な手段といえます。セール時期を待つことが必ずしも最善ではないという点は、担当者として押さえておきたいポイントです。
5. タイプ別でオフィスチェアが安く購入したい企業と時期を整理
オフィスチェアが安くなる時期を把握したうえで、自社の状況に照らし合わせて購入計画を立てることが重要です。企業のフェーズや使用環境によって、最適な購入タイミングや選ぶべきチェアの種類は大きく異なります。ここでは、よくある企業タイプ別に、安く購入するための時期と方法を整理します。
5.1 スタートアップ企業
スタートアップ企業がオフィスチェアを購入する際に直面しやすいのが、初期費用を抑えながらも、働く環境の質を落としたくないというジレンマです。特に創業直後は、資金繰りの観点から1脚あたりの単価をできるだけ低く抑えたいという要望が多く見られます。
スタートアップ企業に向いている購入タイミングと方法は、以下のとおりです。
| 購入方法 | 適した時期 | ポイント |
|---|---|---|
| 展示品・試座品の購入 | 通年(特に3月・9月前後) | 新品同様の品質でも定価の2〜4割引になるケースがある |
| 通販サイトのセール | 楽天スーパーセール・Amazonセール期間中 | ポイント還元を含めると実質的な割引率が高くなる |
| 少量の法人見積もり | 通年 | 5〜10脚程度でも見積もりを依頼することで、個人購入より条件が改善される場合がある |
スタートアップ企業は増員のスピードが読みにくいため、一度に大量購入するよりも、必要な脚数に応じて複数回に分けて購入するスタイルが合っていることも多いです。その場合、通販サイトのセール時期と照らし合わせながら、都度タイミングを見計らう方法が現実的です。
5.2 建設現場の仮設事務所
建設現場の仮設事務所で使用するオフィスチェアは、使用期間が工期に限定されるため、耐久性よりもコストパフォーマンスが優先されるケースが大半です。工期終了後に不要になることを想定すると、高機能チェアよりも安価なスタンダードタイプが向いています。
この用途においては、時期よりも購入チャネルの選び方が価格に直結します。
| チャネル | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| オフィス家具専門の法人向け通販 | まとめ買いで単価が下がりやすい | 納期確認が必要。工期開始に間に合わないと現場が困る |
| リサイクル・中古オフィス家具店 | 短期使用前提なら状態より価格を優先できる | 脚数・カラーがそろわないことがある |
| ホームセンターの法人向け対応 | 即日購入が可能で急ぎの調達に向いている | 選択肢が少なく、大量購入の割引交渉は難しいことが多い |
仮設事務所用のチェアは、工期のタイムラインに合わせた調達計画を優先することが先決です。安くなる時期を待つよりも、工期が確定した段階で早めに見積もりを取り、納期を確保することが最優先になります。
5.3 オフィス移転を予定している企業
オフィス移転を予定している企業は、移転日という明確な期限が存在するため、購入タイミングの設計が特に重要です。移転日に間に合わせながら、できるだけ安く購入するには、移転予定日の少なくとも3〜4か月前から情報収集と見積もり取得を始めることが望ましいです。
移転に合わせたチェア購入の流れと、安くなるタイミングの関係は以下のとおりです。
| 移転予定時期 | 安く購入しやすいタイミング | 活用できるセールや施策 |
|---|---|---|
| 4月移転 | 前年12月〜1月に発注 | 年末年始セール、法人向け新春キャンペーン |
| 10月移転 | 7月〜8月に発注 | 夏季セール、半期決算キャンペーン |
| 期中の移転 | 移転日から逆算して3か月前を目安に発注 | 法人見積もりによる交渉、展示品の確認 |
移転と同時にデスクや収納什器も新調するケースでは、オフィスチェアをデスクや他の家具とまとめて発注することで、セット割引や配送費の節約につながる可能性があるため、個別に購入するよりも有利な条件を引き出しやすくなります。
5.4 従業員の増員を予定している企業
採用計画が具体化している企業は、入社時期が決まっている分、購入タイミングを戦略的に設定しやすい立場にあります。一方で、採用人数が直前まで確定しないというケースも多く、必要脚数が確定するまで発注を待っていると、安い時期を逃すことがある点に注意が必要です。
増員に備えたオフィスチェアの購入では、以下の考え方が参考になります。
| 状況 | 推奨する対応 |
|---|---|
| 採用人数がほぼ確定している | 確定人数分を早めに発注し、割引交渉を行う |
| 採用人数が流動的 | 確実な人数分だけ先に発注し、追加分は同モデルの在庫状況を確認しながら後日追加する |
| 中途採用が継続的に発生する | 同一モデルを継続取り扱いしているメーカーや代理店と関係を構築し、都度見積もりを取得する |
特に4月の一括入社が多い企業では、3月のセール時期と入社準備が重なります。3月は人気モデルの在庫が動きやすい時期でもあるため、希望するモデルと脚数を早めに確認し、セールと在庫状況の両方を見ながら発注判断を行うことが重要です。モデルによっては2月中に在庫を確保しておくことが、結果的にコストと納期の両面で有利になる場合もあります。
6. FAQ|オフィスチェアが安くなる時期を調べている人から実際によく聞く質問
オフィスチェアの購入を検討している方から、時期や在庫、まとめ買いに関する質問を実際によくいただきます。ここでは、特に多く寄せられる質問をまとめて回答します。購入前の疑問解消にお役立てください。
6.1 展示品の新品オフィスチェアは座面のへたりをどう見分ければいい?
展示品のオフィスチェアを検討する際に多くの方が気にするのが、座面のへたりです。新品と比べて使用感がある展示品は、確認すべきポイントを押さえておくことで、購入後の後悔を防ぎやすくなります。
座面のへたりを見分けるための主なチェックポイントは以下のとおりです。
| チェック箇所 | 確認方法 | 状態が良い目安 |
|---|---|---|
| 座面クッション | 手のひらで押したときの戻り具合を確認する | 押して離すとすぐに元の形状に戻る |
| 座面表面 | 目視でシワや凹みが残っていないか確認する | 表面に恒久的な凹みやシワが見られない |
| 背もたれ | 実際に体重をかけてガタつきがないか確認する | 左右にぐらつかず、リクライニングがスムーズに動く |
| アームレスト | 上下・前後の調整機能が正常に動くか確認する | 調整ボタンや可動部が引っかかりなく動作する |
| キャスター | 実際に転がして直進性を確認する | まっすぐ転がり、異音がしない |
特に注意が必要なのが、ウレタンフォームを使用した座面は、長期間の展示や多数の来客による試座で内部のフォームが変形している場合があるという点です。表面の生地に問題がなくても、内部のフォームがへたっているケースがあるため、必ず実際に座って確認するようにしましょう。
また、国内外の主要メーカーのチェアは、展示品であっても保証が適用される場合があります。購入前に販売店へ保証の有無と残存期間を確認しておくと安心です。
6.2 新品オフィスチェアを20脚まとめて買う予定だけど、同じ色でそろえた方が安くなる?
20脚単位のまとめ買いを検討している場合、カラーを統一するかどうかで価格が変わるのかは気になるところです。結論からお伝えすると、カラーをそろえることで価格が安くなるケースは一部にとどまりますが、在庫面での交渉がしやすくなるという実務上のメリットがあります。
以下に、カラーを統一する場合と複数色を混在させる場合の違いを整理します。
| 比較項目 | カラーを統一する場合 | 複数色を混在させる場合 |
|---|---|---|
| 価格交渉のしやすさ | 在庫をまとめて動かせるため交渉しやすい | 色ごとに在庫を確認するため交渉に時間がかかる場合がある |
| 納期の調整 | 同一ロットで手配できるため納期が安定しやすい | 色によって在庫状況が異なり、納期がずれることがある |
| 追加購入時の対応 | 同色での追加手配がしやすい | 廃番や在庫切れが生じると同色がそろわないリスクがある |
| オフィスの統一感 | 空間としての見た目をそろえやすい | 部署ごとに色分けする用途には向いている |
価格そのものへの影響は限定的であることが多いですが、販売店や代理店との交渉において、カラーを絞ることで「この色の在庫をまとめて引き取る」という提案が成立しやすくなります。特に、展示品や旧モデルの在庫が残っているタイミングでは、カラーを指定せず販売店側の在庫に合わせることで、通常よりも値引き幅が広がるケースがあります。
なお、追加購入の可能性がある場合は、将来的に同じ色が調達できるかどうかも含めて確認しておくことをおすすめします。人気カラーは継続的に流通していますが、限定色や廃番リスクのある色は将来のそろえ直しが難しくなる場合があります。
6.3 3月のセールを待っていたら在庫切れになりそう。先に注文して納品だけ4月にできる?
3月は年度末需要が集中するため、人気モデルが在庫切れになる前に注文を確保しておきたいという状況は実際によく起こります。注文と納品の時期を分けることができるかどうかについて、実務上の対応をお伝えします。
結論として、注文を先に確定させて納品だけを4月以降に設定することは、多くの販売店や代理店で対応可能です。ただし、いくつかの条件を事前に確認しておく必要があります。
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 支払いタイミング | 注文時点での支払いか、納品後の支払いかを販売店に確認する。法人の場合は後払い対応が可能なケースが多い |
| 在庫確保の有無 | 注文確定により在庫を押さえてもらえるかを明確にする。在庫確保なしの場合は、4月時点で品番が手配できないリスクがある |
| セール価格の適用範囲 | 3月のキャンペーン価格が納品まで適用されるかを書面で確認する。口頭での確認だけでは後にトラブルになる場合がある |
| キャンセルポリシー | 発注後にキャンセルや数量変更が生じた場合のルールを事前に確認する |
特に法人での購入の場合、発注書を3月中に提出することで注文を確定させ、納品指定日を4月以降に設定する方法は一般的に対応されています。ただし、製品によってはメーカーからの取り寄せに時間がかかるものもあるため、希望する納品日が実現可能かどうかを販売店に事前確認するようにしましょう。
また、在庫を持つ商品と受注生産品では対応が異なります。受注生産のチェアは、注文から納品まで数週間以上かかる場合があるため、時期を見越した早めの発注が特に重要です。納品希望日が明確に決まっている場合は、逆算して注文のタイミングを決めることをおすすめします。
7. まとめ:オフィスチェアは購入時期と法人見積もりを組み合わせると特に安く購入できる
オフィスチェアが安くなる時期として代表的なのは3月と9月ですが、定番モデルは値下がりしにくく、人気カラーが先に売り切れるケースもあります。展示品やキャンセル在庫を活用する方法や、複数脚・デスクとの同時発注による法人見積もりを活用することで、時期だけを待つよりも大きく費用を抑えられる場合があります。購入のタイミングと見積もり交渉を組み合わせることが、オフィスチェアをより安く購入するための近道です。











