オフィス家具は、長く使うデスクやチェア、同じ仕様で揃えたい家具なら新品、使用頻度が低く初期費用を抑えたい家具なら中古が選択肢になります。新品は品質やカラーを統一しやすく、追加購入時も仕様を合わせやすい一方、中古は価格を抑えられる場合がありますが、傷や劣化、在庫数の確認が欠かせません。この記事では、新品と中古の価格・耐久性・状態・保証・納期を比較し、用途や使用頻度に応じた選び方、開業時の使い分け、購入後の修理や買い替えまで含めた判断方法を紹介します。
1. オフィス家具は初期費用だけでなく、耐久性まで考えると新品が良い
オフィス家具を選ぶときは、購入時の価格だけでなく、使用年数や買い替えの可能性も含めて比較しましょう。新品は中古より初期費用が高くなる傾向がありますが、使用による傷みがなく、必要な数量を同じ仕様で揃えやすい点が特長です。長く使う予定の家具や、毎日使う家具は、新品を選ぶことで購入後の状態を把握しやすくなります。
1.1 新品は必要な家具を同じ仕様で揃えやすい
新品は在庫や納期が確認できれば、同じ商品を必要な数量だけ注文しやすくなります。デスクや収納家具のサイズ、色、機能を揃えられるため、従業員の増員時にも既存の家具と合わせやすいでしょう。
ただし、商品の生産終了や在庫状況によっては、後から同じ仕様を追加できない場合があります。購入前に、追加注文の可否や販売予定を確認しておくと安心です。
1.2 中古は初期費用を抑えやすい
中古家具は、新品より購入価格が低く設定されている商品が多く、開業時などに必要な家具をまとめて揃える場合、初期費用を抑えやすくなります。一方で、商品ごとに状態や在庫数が異なるため、同じ型や色を必要数揃えられるとは限りません。
購入価格に加え、配送費や設置費も確認しましょう。家具の状態や数量によっては、希望する商品を揃えるために複数の店舗から購入する必要が生じることもあります。
1.3 長く使うなら耐久性まで比較する
家具の耐久性は、新品か中古かだけで決まるものではありません。製品の構造や素材、使用頻度、使い方によって、劣化の進み方は異なります。中古家具は、購入前に傷やぐらつき、扉・引き出しなどの動作を確認し、使用に支障がないか判断することが大切です。
新品を選ぶ場合も、用途に合った仕様か、保証の対象や期間がどうなっているかを確認しましょう。購入価格だけでなく、使用中の修理や買い替えが発生する可能性も含めて比べると、導入後の費用を見通しやすくなります。
1.4 会社の成長まで考えて導入方法を決める
従業員数やオフィスの広さが変わる予定がある場合は、現在必要な家具だけでなく、増員時に追加しやすいかも確認しましょう。新品は同じ仕様を揃えやすく、中古は導入時の支出を抑えやすいという違いがあります。
すべてを新品または中古に統一する必要はありません。長く使う家具は新品を中心にし、使用頻度の低い家具は中古も候補にするなど、予算と使用目的に応じて選ぶ方法もあります。
2. オフィス家具の新品は品質と統一感を重視する企業向き
新品のオフィス家具は、同じモデルや仕様の商品を必要な数だけ選びやすく、オフィス全体のデザインも揃えやすい点が特徴です。新しいオフィスを一度に整えたい企業や、部署間で家具の規格を統一したい企業に向いています。
ただし、新品であればどの製品も同じ品質というわけではありません。素材や構造、サイズ、機能を確認し、使う場所や用途に合った製品を選びましょう。
2.1 同じ家具を必要な数だけ揃えやすい
新品は、販売中の同一モデルを複数台まとめて注文しやすいため、デスクやチェアを同じ仕様で揃えたい場合に便利です。座席数やレイアウトが決まっているオフィスでは、必要台数を確保できるかを販売店に確認してから選ぶと、家具の不足を防ぎやすくなります。
ただし、在庫数や納期は商品や販売店によって異なります。大量に購入する場合や開業日が決まっている場合は、色やサイズごとの在庫と納品予定を事前に確認してください。
2.2 オフィス全体の統一感を作りやすい
デスク、チェア、収納家具などを同じシリーズや色調で選ぶと、オフィス内の見た目にまとまりが生まれます。執務スペースの家具を揃えることで、部署ごとのレイアウトを整えやすくなり、来客スペースと執務スペースで雰囲気を分けることもできます。
統一感を重視する場合は、家具単体の色だけでなく、床や壁、既存の什器との組み合わせも確認しましょう。カタログや画面で見た色と実物の印象が異なることもあるため、可能であればサンプルや展示品で確かめてから決めると安心です。
2.3 将来の追加購入でも仕様を合わせやすい
従業員の増員などで家具を追加する予定がある企業は、同じシリーズを継続して購入できるかを確認しておきましょう。シリーズ名や品番、色、サイズを記録しておけば、追加時に既存の家具と仕様を照合しやすくなります。
ただし、製品の販売終了や仕様変更により、後から同じ商品を購入できない場合があります。導入前に販売継続の見込みや、後継モデルの有無を販売店へ確認しておくと、追加購入時の選択肢を把握できます。
2.4 デザイン・カラーの選択肢が多い
新品は、販売中の製品からサイズやカラー、素材、機能を選べるため、オフィスの広さや用途に合わせて家具を組み合わせやすい傾向があります。たとえば、限られたスペースにはコンパクトなデスクを選び、会議室には人数に合ったテーブルを選ぶなど、設置場所に合わせた計画ができます。
選べる仕様は商品ごとに異なります。見た目だけで決めず、通路幅や収納量、作業内容を確認し、必要な機能を備えた家具を選びましょう。
3. オフィス家具の中古は費用を抑えやすい一方で状態確認が欠かせない
中古のオフィス家具は、新品と比べて購入価格が低く設定されている商品があり、導入時の支出を抑えたい場合に選択肢になります。ただし、価格や状態はメーカー、型番、使用年数、保管状況などによって異なります。販売価格だけで決めず、必要な数量を揃えられるか、実物に問題がないかを確認してから購入しましょう。
3.1 新品より初期費用を抑えやすい
中古家具は、同じ用途の新品より安く販売されている場合があり、デスクや収納家具などをまとめて導入するときの初期費用を抑えられる可能性があります。一方、すべての商品が新品より安いとは限らず、人気の型番や状態の良い商品は価格差が小さいこともあります。
比較する際は、家具の種類や寸法、機能が近い商品を選び、販売価格と商品の状態を見比べてください。予算内に収まるかだけでなく、必要な機能を備えているかも確認することが大切です。
3.2 同じ商品を必要数揃えにくい場合がある
中古家具は、販売店が確保している在庫の中から選ぶため、同じメーカー・型番の商品を必要な数だけ揃えられない場合があります。複数台を導入するときは、色や寸法、天板の仕様などに違いがないかを確認しましょう。
在庫数は変動することがあるため、購入前に希望する数量を販売店へ伝え、同一商品をまとめて確保できるか確認してください。あとから追加購入する予定がある場合は、同じ型番を再入荷できるかも尋ねておくと安心です。
3.3 傷や劣化は購入前に確認する
中古家具は、商品ごとに使用状況が異なります。写真だけでは細かな傷や部品の状態を判断しにくい場合があるため、可能であれば実物を確認してください。現物を見られない場合は、傷や汚れの位置、動作状況が分かる写真を販売店に依頼しましょう。
| 確認する箇所 | チェック内容 |
|---|---|
| 天板・表面 | 目立つ傷、へこみ、剥がれ、汚れがないか |
| 脚・フレーム | ぐらつきや曲がり、接合部の緩みがないか |
| 引き出し・扉 | 開閉ができるか、レールや蝶番に不具合がないか |
| 付属部品 | 鍵や棚板など、商品説明に記載された部品が揃っているか |
商品説明に傷や欠品の記載がある場合は、購入前に該当箇所と使用への影響を確認してください。
3.4 購入後すぐの故障リスクも考えておく
中古家具は、購入時に問題がなくても、使用を始めてから可動部や接合部に不具合が見つかることがあります。特に、昇降機能やキャスターなどの可動部がある商品は、購入前に動作を確認しましょう。
販売店によって返品・交換の条件や保証の有無は異なります。不具合が見つかった場合に対応してもらえる期間と条件を、注文前に確認してください。
4. オフィス家具は中古価格だけでなく買い替えまで含めて比較する
中古のオフィス家具は新品より購入価格を抑えやすい一方、使用期間中に修理や買い替えが発生すると、当初の価格差が小さくなる場合があります。購入価格だけで判断せず、導入から処分までにかかる費用を比べましょう。
同じ家具を同じ数量で、同じ期間使う前提で費用を比べると、新品と中古のどちらが予算に合うか判断しやすくなります。
4.1 購入価格だけで判断すると失敗しやすい
家具の購入費用が安くても、使用期間が短く買い替えが早まれば、次の購入費用が必要になります。新品と中古を比べるときは、購入時の金額だけでなく、使用期間中に発生する費用も含めて総額を確認してください。
比較する際は、次の費用を整理します。新品・中古のどちらにも、条件によって配送費や設置費がかかる場合があります。
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 購入費用 | 家具本体の価格と、必要な数量分の合計金額 |
| 配送・設置費用 | 搬入や組立、設置にかかる費用 |
| 修理費用 | 使用中に不具合が起きた場合の修理費用 |
| 買い替え費用 | 使用期間中に追加で購入する場合の費用 |
| 撤去・処分費用 | 入れ替え時に家具を運び出し、処分する費用 |
たとえば、中古品の購入価格が安くても、比較する期間内に買い替えが必要になれば、再購入や撤去の費用が発生します。購入費用から処分までの総額を、使用する期間に合わせて比較することが大切です。
4.2 修理や買い替え費用も予算に含める
オフィス家具は、使用状況や製品の状態によって修理や買い替えの時期が変わります。中古品では、購入後に部品交換や修理が必要になる可能性もあるため、購入費用だけで予算を使い切らないようにしましょう。
修理が必要になった場合に、部品を入手できるか、修理を依頼できるかは製品や経過年数によって異なります。購入前に販売店へ確認し、修理が難しい場合は買い替え費用も見込んでおくと、予算を組みやすくなります。
ただし、修理費用や買い替え時期を正確に予測することは困難です。見積もりが取れる費用は金額を確認し、予測が難しい費用は余裕を持たせて予算化しましょう。
4.3 追加購入時の価格差も確認しておく
導入後に人数が増えたり、家具を追加したりする予定がある場合は、追加購入分も含めた費用を比較します。購入時と同じ製品を追加できるか、追加分の価格や配送費はいくらかを販売店に確認してください。
販売終了などにより同じ製品を入手できない場合は、別の製品を選ぶことになり、購入費用や設置費用が変わる可能性があります。中古品は在庫数が限られることもあるため、必要な数量を一度に確保できるかも確認しておきましょう。
追加購入の時期や数量が決まっていない場合は、将来分を含めた正確な総額を出せないことがあります。その場合は、現時点で確認できる価格と、追加購入が必要になった場合の想定費用を分けて整理してください。
4.4 廃棄や入れ替えの負担も考慮する
家具を入れ替えるときは、新しい家具の購入費用だけでなく、古い家具の搬出や処分にかかる費用も発生します。料金は家具の種類や数量、搬出場所、依頼先によって異なるため、購入先や処分を依頼する事業者に確認しましょう。
入れ替えの際に従業員が家具を移動する場合は、作業に必要な時間や人員も確認が必要です。まとまった数量を入れ替える場合は、業務への影響を抑えられるよう、搬出・搬入の日程を事前に調整してください。
中古家具を売却できる場合もありますが、買取の可否や金額は状態や需要によって異なります。売却額が確定していない場合は、売却益を差し引かずに総額を比較すると、実際の予算とのずれを抑えられます。
5. オフィス家具は使用頻度が高いものほど新品を優先すると安心できる
オフィス家具は、使用する回数や時間が多いほど、部材や可動部分に負荷がかかります。新品なら過去の使用状況が分からない家具を引き継がずに済むため、毎日使う家具や、故障すると業務に支障が出る家具は新品を優先すると選びやすくなります。
ただし、新品であれば必ず長く使えるとは限りません。家具の仕様や耐荷重、使い方も確認し、使用頻度とあわせて購入方法を決めましょう。
5.1 毎日使うデスクは耐久性を重視する
デスクは、パソコンや書類を置いたまま毎日使う家具です。天板や脚に継続して荷重がかかるため、購入時は使用人数や載せる機器に合ったサイズ・耐荷重かを確認してください。
中古品を選ぶ場合は、天板の反りや大きな傷、脚のぐらつきなどを確認します。複数台を長期間使う予定があり、状態のばらつきを避けたい場合は、新品を優先する選択肢があります。
5.2 オフィスチェアは使用時間から選ぶ
オフィスチェアは、社員が座る時間の長さによって、座面や背もたれのへたり、昇降機能やキャスターの状態が気になりやすい家具です。毎日長時間使う椅子は、見た目だけで判断せず、座り心地や調整機能を確認しましょう。
使用時間が長く、複数の社員が使う椅子を揃える場合は、新品を選ぶと使用歴の異なる椅子が混在しにくくなります。一方、使用頻度が低い予備の椅子などは、状態を確認したうえで中古品も検討できます。
5.3 収納家具は開閉頻度まで確認する
キャビネットや書庫は、収納する書類の量だけでなく、扉や引き出しを開閉する回数も選ぶ際の目安になります。毎日何度も使う場合は、扉の開閉や引き出しの出し入れがスムーズかを確認してください。
頻繁に使う収納家具で、開閉部分の状態に不安がある場合は、新品を優先すると使用開始後の不具合を避けやすくなります。使用頻度が低い場所に置く家具であれば、中古品も候補になります。
5.4 可動部の多い家具は状態を慎重に見る
キャスター付きのワゴンや可動式のデスクなどは、移動や高さ調整のたびに部品や接合部分を動かします。中古品を選ぶ場合は、キャスターの動きや固定の状態、昇降・折りたたみ機能が正常に使えるかを確認しましょう。
可動部を毎日使う家具や、動作不良が業務に影響する家具は、新品を優先する方法があります。反対に、ほとんど動かさずに使う家具は、機能と状態を確認できれば中古品も選択肢になります。
6. オフィス家具は来客スペースや受付ほど新品を選ぶ価値が高い
受付や応接室、会議室は、社員だけでなく取引先や採用候補者など社外の人が利用する場所です。家具の状態や空間の印象が目に入りやすいため、来客が触れたり目にしたりする家具は、新品を選ぶことで清潔感や外観を整えやすくなります。予算に限りがある場合は、来客の目に触れる家具を優先して新品にする方法もあります。
6.1 受付家具は会社の第一印象を左右する
受付カウンターや受付用の椅子は、来訪者が最初に目にする家具です。傷や色あせ、汚れが目立つ家具は、来訪者に古びた印象を与える場合があります。新品であれば、使用による傷や汚れがない状態から使い始められるため、会社の雰囲気や内装に合わせた受付を整えやすくなります。
受付家具を選ぶ際は、見た目だけでなく、来訪者が迷わず受付できる配置かどうかも確認しましょう。カウンターの高さや幅、書類を記入するスペース、受付担当者の作業スペースを事前に測っておくと、設置後の使いにくさを防ぎやすくなります。
6.2 来客用家具・応接セットは清潔感を重視する
応接室のソファや来客用の椅子は、来訪者が座って過ごす家具です。中古品は商品によって、座面のへたりや生地の汚れ、においなどの状態が異なります。写真だけでは判断しにくい場合もあるため、購入前に現物を確認できるか、状態の説明が十分かを確認してください。
新品は未使用の状態から利用できるため、座面や背もたれの状態を気にせず来客に案内しやすくなります。応接セットを選ぶ場合は、ソファやテーブルのサイズを確認し、来訪者が座ったときに通路を確保できるか、商談に必要な書類を置けるかも検討しましょう。
6.3 会議スペースは統一感を意識する
社外の人を招く会議室では、テーブルや椅子の色、形、状態がそろっていると、空間を整った印象にまとめやすくなります。新品なら同じ商品を必要数そろえられる場合があり、会議室の大きさや用途に合わせて選びやすい点もメリットです。
会議用の家具を選ぶときは、見た目に加えて、参加人数に合ったサイズか、椅子を引くスペースがあるかを確認してください。来客用の会議室では、来訪者が利用するテーブルや椅子の状態と、室内を移動しやすい配置の両方を確認することが大切です。
7. オフィス家具は開業時こそ新品と中古を用途別に使い分ける
開業時は、デスクやチェア、収納家具など、業務に必要なものをまとめて用意する必要があります。すべてを新品で揃えると予算を超える場合がある一方、中古だけでは必要な数や仕様を揃えにくいこともあります。
開業時は、業務の中心となる家具を新品、使用頻度や必要数が限られる家具を中古にするなど、用途に応じて分けて選ぶ方法があります。従業員数や開業後の使い方を整理し、どの家具を優先するか決めてから購入先を検討しましょう。
7.1 長く使う家具から新品を優先する
開業後も継続して使用する予定の家具は、新品を優先する選択肢があります。たとえば、従業員が日常業務で使うデスクやチェアなど、事業の運営に欠かせない家具を新品にすれば、必要な数や仕様を揃えやすくなります。
ただし、開業時に必要な家具をすべて新品にする必要はありません。新品で購入する対象を業務の中心となる家具に絞り、残りは中古も含めて検討すると、限られた予算の中で導入計画を立てやすくなります。
7.2 使用頻度の低い家具は中古も検討する
使用する機会が限られる家具や、開業時に必要な数を確定しにくい家具は、中古も候補になります。たとえば、来客が少ない場合の予備の椅子や、当面の使用量が限られる収納家具などは、必要な台数や使い方に応じて検討できます。
中古を選ぶ場合は、必要な機能やサイズを満たしているかを確認したうえで、購入後の配置や運用に支障がないか判断しましょう。新品と中古を組み合わせることで、業務に必要な家具を確保しながら、購入する家具の種類や台数を調整できます。
7.3 必要数と予算から優先順位を決める
購入前に、従業員数や来客の見込み、オフィスの広さをもとに家具の必要数を整理します。そのうえで、開業時から必要なものと、事業の状況を見て追加できるものに分けると、購入の優先順位を付けやすくなります。
| 優先度 | 選び方の目安 | 購入計画の例 |
|---|---|---|
| 高い | 開業時から業務に必要で、継続して使う家具 | 必要数を確認し、新品を中心に確保する |
| 状況に応じて判断 | 使用頻度や必要数が限られる家具 | 新品と中古の両方を比較して選ぶ |
| 後から追加を検討 | 開業後の利用状況を見て必要数を判断できる家具 | 当初は最低限の数にし、必要に応じて買い足す |
購入予算に収まらない場合は、すべての家具のグレードを下げるのではなく、開業時に必要な家具を優先して確保し、後から追加できるものを分けて考えましょう。必要数と導入時期を整理してから新品と中古を振り分けると、開業後の使い方に合わせた購入計画を立てやすくなります。
8. オフィス家具選びでは価格以外の条件も比較することが重要
新品と中古のオフィス家具は、販売価格だけでなく、納期や在庫数、搬入・設置の範囲、保証内容も確認して選びましょう。必要な日に使い始められるか、購入後に不具合が起きた場合に対応してもらえるかは、販売店や商品によって異なります。見積もりに含まれる費用とサービスの範囲をそろえて比較すると、購入後に追加費用が発生するのを防ぎやすくなります。
8.1 納期と在庫数を購入前に確認する
オフィスの開設日や移転日に合わせて家具を使い始めるには、商品が届く日だけでなく、必要な数量を確保できるかも確認が必要です。在庫品は比較的早く納品できる場合がありますが、取り寄せ品や受注生産品は、納品までに日数がかかることがあります。
中古家具は一点ごとの在庫が多く、同じ商品を複数台そろえられない場合があります。デスクやチェアをまとめて購入するときは、商品名や型番だけでなく、色や仕様を含めた在庫数を販売店に確認しましょう。納品日が決まっている場合は、見積もりや注文書に納品予定日を記載してもらうと確認しやすくなります。
8.2 組立や設置まで含めて比較する
オフィス家具の見積もりでは、商品代金に搬送料や組立費、設置費が含まれているかを確認します。玄関先での引き渡しと、指定した場所への搬入・組立・設置では、対応範囲が異なります。価格を比較するときは、同じ作業内容を含めた総額で確認しましょう。
建物のエレベーターや通路を通れない場合、搬入方法の変更や追加費用が必要になることがあります。注文前に、家具の寸法と搬入経路、エレベーターのサイズ、設置階を販売店へ伝えてください。梱包材の回収や、既存家具の移動・処分を依頼する場合も、対応の有無と費用を確認しておきましょう。
8.3 保証やアフターサービスを確認する
保証期間や対象となる故障、修理の受付方法は、商品や販売店によって異なります。購入前に、保証の開始日、保証対象外となる条件、修理や交換を依頼する際の連絡先を確認してください。中古家具では、保証が付かない商品や、保証期間が新品と異なる商品もあるため、商品ごとの条件を確かめましょう。
特に、昇降機能やキャスターなどの可動部がある家具は、どの部品が保証対象になるかを確認しておくと安心です。保証内容は口頭説明だけでなく、見積書や保証書など書面でも確認し、購入後に問い合わせる場合の手順も把握しておきましょう。
8.4 追加購入できるかも確認しておく
従業員の増員やレイアウト変更で家具を追加する予定がある場合は、同じ商品を後から購入できるか確認しましょう。新品でも、メーカーの生産終了や仕様変更によって、同じ型番や色をそろえられなくなることがあります。型番やカラー番号を控え、販売店に追加購入の見込みを尋ねておくと、後から商品を探しやすくなります。
中古家具は在庫が限られ、同じ商品が再入荷するとは限りません。台数を一度に確保するか、追加時に近い仕様の商品を選べるかも含めて検討してください。購入時点で追加の予定があるなら、必要台数だけでなく、将来そろえたい数量と仕様も販売店に伝えて確認しましょう。
FAQ
Q.オフィス家具は新品と中古どちらがおすすめですか?
長期間使う予定があり、必要な数を同じ仕様で揃えたい場合は新品が向いています。導入時の費用を抑えたい場合は、中古も選択肢になります。使用頻度や必要な数量、購入後の修理・買い替えまで含めて、自社の条件に合う方を選びましょう。
Q.中古のオフィス家具は何年使えるものですか?
中古家具が使える年数は、製品の種類や使用状況、保管状態、購入時の劣化具合によって異なるため、一律にはいえません。購入前に、製造時期や傷、ぐらつき、部品の状態を確認してください。椅子は昇降やキャスター、収納家具は扉や引き出しなど、実際に動かして状態を見ることも大切です。
Q.開業時のオフィス家具は新品で揃えるべきですか?
すべてを新品に揃える必要はありません。毎日使うデスクや椅子などは新品を優先し、使用頻度の低い家具は中古を選ぶ方法があります。必要数と予算を整理し、長く使う家具や状態の確認が難しい家具から購入方法を決めると、費用を調整しやすくなります。
Q.中古家具をネット注文で買うのは危ないですか?
ネット注文そのものが危険とは限りませんが、実物を見られないため、掲載情報を確認してから購入する必要があります。写真だけで判断せず、寸法、傷や汚れの説明、動作確認の有無、返品条件、配送・設置の範囲を確認してください。不明点がある場合は、注文前に販売店へ問い合わせましょう。
Q.オフィス家具を新品と中古で混ぜても問題ありませんか?
新品と中古を組み合わせて使うことは可能です。ただし、デスクや椅子の高さ、色、素材、サイズが大きく異なると、使い勝手や室内の統一感に影響する場合があります。導入前に配置場所と寸法を確認し、同じエリアで使う家具は色や仕様を揃えると、組み合わせやすくなります。











